名古屋市民でもない私がアレコレ言うのもおかしな状態ではありますが、昨年春に河村名古屋市長が誕生してから名古屋市は波乱の毎日であります
今年4月には地域政党減税日本を立ち上げて以下の三点を公約として掲げております

市民税の恒久的な10%減税
ボランティアの市民が市予算の使い道の一部を決める「地域委員会」の創設
議員報酬の半減

政策個々に関しては賛否あられる方も多いので割愛させていただくが、これらを自らの投票数51万票をバックに政争の具に使っている感が否めないのが残念なところではあります
特に市民税10%減税に関しては市議会も当初はやむなしと認めていたところに次々と仕掛けてきた感があり、そのついでに市議会議員の報酬も10%減から一気に半減と対決姿勢を煽っているように見えるわけですね
そして遂に今年の4月に決裂という形を持って市長側が減税日本を立ち上げて市議会のリコール運動に突入したわけです

本来ここで市議会側も市長との対決姿勢を鮮明にすればいいのにと思っておりましたがしばらくは静観だったのかな?その辺りの事情はまったくもってお聞きしていないのでわかりませんが、やっと本日民主党市議団が新市長候補が見つかり次第市長への不信任案を提出する構えだとか

戦いとは主導権を握った者が有利に進められるわけですが、ここまでかなり市長側有利に進んでいる印象です
しかしぼちぼち名古屋市民の中からも市長の強引なやり口に異論を唱える方もちらほら散見されるようになって参りました
結果は市民が決めることですが、こういう対立軸を鮮明にしての選挙は喜ばしい限りですね
市長側も、市議会側も、思いっきり政策をぶちかまして選挙戦を戦っていただきたいと思い次第、そうすることでのみ政治はよくなるわけですからね

地方分権や地域主権など、言葉遊びのようにされておりますが、もっと関心を持っていただきもっとしっかりとした運営体制を取らないととんでもない結果を招きかねません
ですからこの名古屋市の動きが地方政治に目を向けるきっかけの一つになってくれれば なんて人事のように思っております