日間賀島という島をご存知だろうか?

愛知県民だと名鉄の駅に今フグ三昧のポスターやチラシがあるので知っていると思うし、自転車野郎なら毎年5月にある自転車レースでよくご存知だろう
今でこそタコとフグの島として有名だが、この日間賀島、実はおれが子供の頃にはまったく無名の島だった
隣にある篠島は観光で有名だったのだが日間賀島の名前など聞いたこともなかったのだ
25年ほど前から日間賀島は一気に観光を目指して立ち上がるわけだ
タコを持って大阪に行く、そしてタコの島としての知名度を高めてきた
そして冬場の閑散期にとフグをメインに据えて、さらには名鉄さんの戦略もあり一気に篠島を抜いて観光の島に成り上がったわけだ
周遊道路完成を記念して行われた島の周遊レースももう数年続いているし、今年だか来年だかにはマラソンも企画されている
ここまでやれば地元から反発の声も出ないわけないだろうと思うのだが不思議と一体感を持って島おこしを行ってきているわけです
いつもお世話になり大海老のご主人にお話を伺ったところ
「この島は漁師の島です、だからメインは漁師さんなんです。島で取れた魚を観光客に食べていただく、活気ある漁港がさらに観光客を呼ぶ、我々観光産業はあくまでも補助でしかないんです。」
なんという心掛け、逆にだからこそこの挙島一致体制で観光誘致に臨めるのだと思うわけです
我が国も大きな島なわけです
いろんな利害はあれど、こういう精神で一致すればものすごい力を発揮する国だということは過去の歴史をみても分かる通りです
だからこそこの日間賀島の精神を見習うといい
ちょっと儲かっている産業が出てくれば妬み、ちょっと規格外れの人間が出てきたら叩き、そんなことをしていてはGDPなど伸びるわけもない
だれかが主役ならば他は脇役なのだという精神をもう一度思い出して欲しい
そんなスクールウォーズみたいなことを思った日間賀島旅行でした