クソ寒い中、地球温暖化防止予算とか審議されてムカっとは来ていたが、実際にエコ(笑)ってどういう定義なのかものすごく曖昧でたまらなくこの言葉嫌いなんだよね

曖昧なエコ(笑)なんて言葉の定義を永遠に議論するつもりはないんだけど、資源を海外輸入に頼り切っている現状からして、本来インド洋からの撤退だとか普天間の問題をぶり返して米軍の中央アジア戦略を揺さぶってみたりして挑発するのはどうなんだと
いやまて、米中冷戦構造の話はここの本題ではないかw
一応小泉政権から続く親米路線ってこれもかなり曖昧に言われているけど、中国包囲網の一翼を見事に演じていた自民党政権が終り、中国包囲網の肝でもある沖縄をネタにアメリカ政府を挑発しているわけだ
沖縄がなくなると中国の東側だけでなく、インド洋や中央アジアへの最短経路が絶たれてしまうからね
こうなればアメリカ政府としては戦略を大きく変更しなくてはならなくなるわけだ
そして中国側から見れば沖縄を陥落させることで東シナ海、南シナ海、インド洋という海路だけでなく、中央アジアの陸路まで開けてくるということ
こんな重要な問題をあたかも沖縄県民の負担です!みたいな矮小化して情に訴えて世論をどうにかしようなんてちゃんちゃらおかしいぜ
で、本題に戻ろう
もし日本が国際情勢に左右されないように自立しようと思った場合、少なくとも海外から輸入している資源を減らすことが重要になる
そこでエコ(笑)の意味合いが出てくるわけだ
石油はモロに中東依存の日本である、もう一つのルートとしてはシベリアからという選択肢もあるだろうがこれは北方領土の問題なども絡んでくるし、東南アジアもそれほど供給してくれなくなってきている
ならば脱石油社会を実現すればいいのではないか?という方向性には別に問題はないと思う
これを推し進めるのに別に国際的な協調など必要ないのだから、わざわざ首相が他国に金ばらまいて何をしようというのか ってまた話がそれるところだった
結局のところ、どこまで石油依存体質が改まれば良いかと言う話なんだが、それは石油に依存しない兵器が一定の威力を発揮したときということ
異論はいろいろあるかもしれないが、まあ最低限はここだろうと思っている
今現状でどうか?なんて言わなくてもわかるよね?
戦闘機はバリバリジェット燃料を消費し、艦隊も日本の場合は特に原子力を動力に用いないためバリバリ石油を消費している
陸上輸送だけがハイブリッドなり電気なりにやっと変わろうとしているが、今度は電気をどうやって持ち運ぶのか?ということを考えなければならず、補給と言う意味でまだ兵器としては使えないだろう
まだこんな未熟な状態で、これからさらにエコ(笑)化するための予算を計上し、推し進めたとしてだ
今みたいにいたずらにアメリカ政府を刺激し続けてこの冷戦構造の決定打を間違った方向に進めてしまったらどうなるのか
外交ってのは進んでいる間にはなかなか正確な情報が入手できないため、今本当に日本政府はどういう判断で外交を行っているのかは当の本人達以外知る由もないわけだが、傍から見ていると本当に危なっかしい外交をしているように思えてならないのだ
アメリカ合衆国が信用出来るか?と問われるとそれは信用はできない
だがアチラさんは石油を売ることで儲けている国だから石油の確保というビジネス上の付き合いとしては信用力は高いと思うんだ
中国が資源を抑えた場合、日本政府は本当に朝貢時代に戻るということを理解しているのだろうか?
中国という国や文化は嫌いではない、だがしかし近過ぎる大国はやはり警戒していなければならないのではないかと思うんだ
日本がもし大きく外交戦略を切り返すならば、自国内である程度防衛がまかなえると踏んだ時だと思っていて、それは当然脱石油を実現したエコ(笑)社会になってからだと思っている
櫻井よしこさんの講演で紹介されていたアメリカシンクタンクの発言
「我々は盧武鉉政権の数年を我慢できたんだ、鳩山政権だってきっと我慢できるさ」
アメリカのシンクタンクやアメリカ政府が我慢できても、日本人として我慢できないことはたくさんありますがな
普段縁遠いと思っている安全保障政策ですが、国内だけの議論になったり憲法問題にすり替えられたりしてあまり真面目に語ったこともないかとは思いますが
そういう矮小化された議論ではなく、国際情勢に配慮しながら日本はどうあるべきかという国家観を是非とも語り合いたいものですね