ネットで騒がしい野中広務先生の官房機密費発言

これがなんで出たかといえば野中先生が会長を勤め、長年自民党の集金と集票を担ってきた土地改良事業団体連合会に対し赤松大臣率いる農林水産省が異例の通達や予算削減などを行ってきた背景があるわけだ
団体の理事などに議員を入れるのはよろしくないという内容、そんな内容をわざわざ農林水産省が通達したなんてもうね、いや議員が理事を努めることの是非は当然あると思うのだがね、あからさまに自民党議員を追い出せということだよね
小沢一郎幹事長は権力争いに掛けては現在の正解でピカイチだろう
経世会で鍛えられたその権力争いのセンスは抜群だな
その争いの急先鋒が農林水産省であり、赤松大臣であるわけだ
その赤松大臣、諫早湾にはご執心のご様子であるが口蹄疫の問題は少々軽視しすぎている感がある
諫早湾の問題も軽い問題ではないことは重々承知しているのだが、宮崎をここまでの現状にしたのは最早人災であるし、それを初期の段階で重く報じてこなかったマスコミの責任も問いたい
宮崎県はかなり情報発信能力のある県知事を抱えている、その知事が連日口蹄疫の対応について記者会見を行っており、知らなかったわけでもなかろうにと
穿った見方をすると
自民党系の知事を勝利させた長崎県に対する嫌がらせを優先したのではないか?と思うのだ
そもそも問題になっている環境破壊系の公共事業の代名詞といえば別に諫早湾だけではない、赤松大臣お膝元には長良川河口堰問題というのがある
一生懸命鮎やサツキマスの稚魚を放流するも鮎はそこそこ回復傾向だがサツキマスに関してはもう壊滅状態にあるわけだ
一応管轄は水資源機構だけど、ここは国土交通省だけでなく農林水産省も管轄官庁になっているはずではないか?と
政権交代の意味を考えるに、こういう勢力争いの中で相手方の利権を潰して回るというのが一つの浄化装置になることは理解している
だがしかし口蹄疫のような非常事態時にはどちらを優先させるべきかを考えろと思うんだ
4月末には自民党議員から超党派で対応しましょうと呼びかけていたけれど一切音沙汰なし、大臣は外遊に出かけてさらに被害拡大となれば本当にかつての阪神淡路大震災で対応の遅れを非難された村山富市元総理と同じような評価をせざるを得ないのだと思うのです
政治家は普段は権力争いをしていればいいだろうけど、いざコトが起こったらそれを取りやめてでも国民の生命と財産を守るために働けといいたい
例え東国原知事が自民党で出馬か?と噂されていたにせよ、日本国中の酪農を考えた場合には小さいことではないのか?と
一応私は自民党員ですが、自民党の発信能力のなさにも絶望を覚えています
対応は良かった、現地に行かれて調査して与党に呼びかけて、でも取り合ってもらえない
ならばなぜもっと自分たちから情報を発信できないのか?と
普天間の問題ではテレビ局から取材を受けていたろうに、そこの場で口蹄疫の問題を発言したけどカットされたとかかな?推測でしかないけど
マスコミに依存しない情報発信能力をもっとつけないと、小泉進次郎議員を遊説に回すだけじゃなくて、どうせメジャーマスコミは見向きもしてくれないなら努力して情報発信に努めなさいと言いたい
相談の一言でもあれば格安で相談にものりますよ って営業してみたりもしてw