金魚すくいですくってきた金魚を飼育される方へ

2019年6月15日

インターネットで金魚飼育の方法を検索されるといろいろと大変だと思いますので、金魚すくいで金魚をすくってきたけれどどうしたらいいのかわからない人向けの記事を書いておきますね

計画的に金魚すくいをやろうとお出かけされる場合にはまずホームセンターとか100円ショップに行かれることをお勧めしておきます
ホームセンターにはこの時期、2000円くらいの小さい水槽セットが販売されておりまして、これだけあればとりあえず飼育はできますのでそれを買っといてください、できれば大きいサイズがいいですよ
金魚すくいってすくえなくても数匹くれますから無駄な投資にはなりませんよ!
あと大きいスポイトが売ってます、これはお掃除の時便利なので買っとくといいですよ
すでに水槽などある方はダイソーとかに売ってるカルキ抜きは買っといた方がいいです、前述の水槽セット買った場合にも一応水換えなんかする時に使うのでカルキ抜き買っといた方がいいですよ
金魚すくいの金魚ってとっても小さいので餌は普通の小粒では食べれない可能性があります、品揃えのいいホームセンターとかだと「咲ひかり稚魚用」ってのがあってこれくらいならきっと食べれます
大きくなったら大きい粒の餌に変えればOKです

もしも突発的に金魚すくいしちゃった場合なんかでも慌てず騒がず、何か宅急便で届いた発泡スチロールとかバケツとかなんでもいいので水が10リットルくらい入る入れ物を探してください
カルキ抜きないって慌てないで、水を一度沸騰させてから冷ましてもいいですし、すでに一度沸かしてほっといた水なんかがあるといいかもですね
その際には温度は気をつけてくださいね、当たり前ですが熱いお湯にいれると湯で金魚になっちゃいますからね

水槽、ブクブク、餌、カルキを抜いた水 が用意できたところで連れてきた金魚をドボンと入れるのはちょっと待った!

金魚すくいの金魚は弱っております
金魚というのは小魚ですから警戒心の強い動物です、その警戒心の強い小魚が移動し追い掛け回され狭い袋の中に閉じ込められてストレスがたまっているのです
ちょっとした刺激でストレスが振り切れてしまうと病気になったりしますので慎重に水合わせをします
あまったタッパーなんかあるとそこに袋の水ごとぶちまけて水槽の水の上に浮かべてやればいいのですが、なければ袋のままドボンと入れてください、まずは水温を合わせます
この時期なので水温差それほどないと思いますけれど、慣れた飼育者なんかだとそれぞれに指ツッコんで問題なければ水温合わせはスルーしたりします
大体10~30分くらい合わせます、春先とか秋口とか水温差が5度以上あると金魚に負担が大きいので気をつけなきゃならないんです
水温合わせ終わったら今度は水質合わせです
この辺りも飼育者のブログとか見ると点滴とかやられてますがそこまでやらなくて結構です
タッパーに入れた場合にはタッパーを傾けて水槽の水を少し入れてあげてください、どれくらい? そうですね、今入ってる水と同じ量くらい?
袋のままでも同じです、袋の口あけて水を入れてあげてください、今ある水と新しい水を中和する感じです
それで10分くらい置いといてから水槽に入れてあげます

文章で書くと長いんですが
水槽(もしくはバケツ)に水張ってカルキ抜き放り込んで、そこに金魚すくいの袋ドボンしてその間に着替えたりシャワー浴びたりして
袋の中に水槽(もしくはバケツ)の水をちょっと足してやってビール飲んで
気がついたらそのままドボンと入れてやればOK ってことです
簡単でしょう?

衝動的に金魚すくいしちゃった! なんて場合でもとりあえずバケツでOKなのでこんな感じで
でもできればお水は10リットル以上入るバケツがいいです、水の量少ないと窒息死しちゃうかもですからね
で、翌日水槽セット買うことをお勧めします、なにせ水槽セット楽ちんなんで

どんな水槽セットがいいのか
とりあえず金魚すくいですくってきた金魚を飼育するだけなら2000円くらいで15リットルくらい入る水槽のセットが売ってますのでそれでOKです
小さい金魚3匹くらいなら十分ですが、これが大きくなると60センチ水槽なんてのが必要になってきたりします、安いのでいいですよ、セットで5000円くらいになってる時もあるのでそれでOKです

で、ここが重要なんですが
3日間くらいは餌あげないでください
前述しましたが、警戒心の強い小魚なのでストレスためた状態で餌食べるとお腹壊します、人間と違って金魚のお腹壊した状態はそのまま死ぬ可能性も高いんです、金魚にとって消化不良は万病の元なので本当に注意してくださいね
この時期、餌あげて死ぬことはあっても餌あげなくて死ぬことはないのでじっくり環境になれるのを待ってください
餌をあげていいサインとしまして、背びれを見る方法があります
連れてきてすぐの金魚は背びれたたんだ状態で底の方にじっとしているかと思います、これは不健康状態です、この状態で餌あげたらほぼ高確率で病気になって死なせてしまうんです

元気な金魚は元々食欲旺盛な魚なので背びれを立てて常に餌を探し回っております

この状態になったら餌あげてOKってことです

餌はどれくらいあげればいいかっていう話なんですが
餌なくても1週間とか2週間とは平気で生きているのが金魚です、金魚マニアさん達のブログを見てると結構頻繁に水換えているのでめんどくさいなと思われるかもしれませんが、餌の量を少なくすれば水換えの頻度を少なくしても大丈夫なんです
我々金魚マニアは立派に大きく育てようと餌バンバンあげたりするので水換えも頻繁にやってるだけで、普通に観賞用で飼育される場合には1匹辺り2,3粒くらいの餌を2,3日に1回あげるペースとかでも金魚は全然死にません
ただし餌あげたり水換えたりは習慣付けておくといいので毎朝餌を数粒あげる、日曜日に水を換えるで十分だと思います、水換えも立派な水槽でも買わない限りタッパーとバケツがあれば5分で終わりますよね
でも金魚が元気になってくると「餌くれ!餌くれ!」ってこっちみてフリフリするんです、ついついあげたくなって餌をバンバンあげると水質悪くして死なせちゃいますから、餌をバンバンあげたいならその分水換えてあげてくださいね
よくバクテリア云々いいますが、あれは水を持たせるための話でして、結局のところ金魚のしたうんこと水半分くらいを毎日すてて新しい水にしてやれば問題ないんです

朝、餌をあげる、夜帰ってきてから水を半分換える

っていうライフサイクルでも続けられれば問題ないんです
逆にバクテリア沸かそうとして失敗して金魚死なせるケースが多いので個人的にはこっちの方がお勧めだったりして
金魚のうんこ吸うための大きいスポイトなんかもホームセンターの金魚用品のところに売ってますのであると便利ですよ

不幸にも金魚が全滅してしまった場合
生き物飼育に正解はないのでどんなに手を尽くしても金魚が死んでしまうことはあるんです、でも水槽は残りますよね
せっかくなので次の金魚を飼おうと思うその前にやっておかねばならないことがあります
それまでの水を全部捨てて水槽やそのたの用具もスポンジなどで洗って3日くらい天日干ししてやってください
おそらく何かの病気になって死んでいったはずなので殺菌が必要なんですが、洗剤とか使うと洗剤が残ったりするので使わずに、新しいスポンジなどでこすってやる程度で結構なので洗い流して天日干しです
その間に金魚屋さんかホームセンターの金魚売り場などでかわいい子探しておいてくださいね
ただ売ってる金魚は金魚すくいの金魚と比較しても大きいので購入される数にだけは気をつけてくださいね
ブクブクある状態で金魚の大きさ1cmにつき1リットル必要なんて話もあります、5センチくらいの金魚で15リットルの水槽なら大きくなることも見越すと2匹にしておくのがいいかもって計算ですね

余談ですが
金魚すくいは皆様と金魚を繋ぐイベントであったりしますし、多くの方が金魚というと金魚すくいの金魚を思い浮かべるので我々金魚マニアの飼育しているような金魚を見ると大きくて迫力あって皆様びっくりされたりします
それくらい金魚といっても根本が違うのでなかなか金魚すくいですくってきた金魚をどう飼育するかなんて資料がないんですよね
我々はいかに大きく立派にするかばかりを追求してますけれど、まずは金魚飼育に興味を持っていただいて、文化として金魚が生活の一部になるような、そんな記事もあってもいいかななんて思って書いておきますね
あんまり難しく考えないで、水槽買っても全滅したらどうしようなんてこと考えずに、新しく金魚買っても安いのでこれを機にちょっと金魚のいる生活でもしてみようかな的に考えてくださればいいのかななんて思います

それでは皆様、素晴らしい金魚ライフを!