この季節になりますと、卒業式や入学式で国旗や国歌が問題になることが多いですね
頑なに国旗掲揚や国歌斉唱を拒否している方々の「何がそんなに嫌なのか」という主張が段々と見えなくなっている感もありますのでそこを論点にすることも難しくなってしまっているのが現状なのかも知れません
個人的には二つのことがごっちゃにされているような気がします

・国旗、国歌という制度が嫌
・国旗は日の丸では嫌だ、国歌は君が代では嫌だから他のに変えたい

そもそもこの国旗や国歌という存在、これは10年ほど前に「国旗及び国歌に関する法律」という形で法律になりました
その上で上記の問題を考えますと、制度が嫌だという人はもうどうしようもないのですが、国旗や国歌で問題視している方々はほとんど日の丸と君が代を問題視しているようなので十分に議論できる土台ができていると思うわけです
「国旗及び国歌に関する法律」において、国旗は日章旗とし、国歌は君が代とすると定義しているので、もしこれらが嫌ならば法律を変えればいいだけだからです
つまりは国旗掲揚や国歌斉唱を拒否するという行動に出るのではなく、どういう国旗、どういう国歌ならいいのかという対案を出せばいいだけの話になっているということです

もう一度論点を整理していただければいいのかと思いまして記事にいたしました