図書館計画の賛否を問う住民投票条例が可決されたことによりまして、同日程で行われます小牧市議会議員選挙でも図書館が争点として注目されることと思われます
しかしながら図書館に注目しすぎて他のことを忘れてしまっても困りますので今のところ私自身が行っておかねばならないと思うことを幾つかあげておきます

「こども夢・チャレンジNo.1都市宣言」を市政60周年に合わせて発表されたと思います
子育てしやすい環境、子育て支援が充実している、などと文中に書かれてはおりますが、現在私の周辺にいらっしゃいます子育て世代の声を聞きますと必ずしもそうはなっていない模様です
何度か当ブログでも取り上げましたが、大きく2つの課題があると捉えております

・道路はいったいだれのものか
・子供が安心して遊べる公園などが不足してはいないか

道路の問題と公園の問題とはリンクしている問題として捉えておりますので一気に語らせていただきたいと思います
我が家周辺(文津・小松寺・本庄)の公園の数は私が子供の頃から特別減らされたわけではないと思います、新しい住宅地が小松寺や本庄にできており、そこには公園の整備されているところなどもありますので逆に増えているのかもしれません
しかしながら現実的に我が家から2歳の娘を連れて歩いてどこかの公園に行こうとした場合、とてもじゃありませんが歩いて連れていける距離に公園が存在していないのです
ベビーカーなどに乗せて15分ほど歩けば存在するのでまったくないわけではないと改めて申し上げます
私の子供の頃はどうだったかと申し上げますと、今は道路になってしまっているところが空き地でありまして、また都市整備もあまり行き届いていない状態でしたので滅多に車が通らない場所というのがいくつもありまして
そんな空き地で遊んでいたので公園がなくても安心して遊べる場所があったわけです
今は立派な住宅地として成功している地域です、しかしその成功の裏側に子供達が遊ぶ場所がなくなったにも関わらずしっかりと公園を整備していないということを見落としてはいないでしょうか?

子供と手をつないで歩いていたり、ベビーカーなどを押して歩いているとすぐ隣を車が多くすれ違います、生活道路にもかかわらず朝、夕の交通量は多いと思うのです
それもこれも車が本来走るべきであろう道路が渋滞をするため、裏道として生活道路が活用されてしまっているからなのです
これも都市整備がしっかりと生活道路としては立派な道路を整備していただいたおかげであると共に、立派な生活道路だからこそ車が裏道として利用しやすく、交通量が増えてしまい、生活道路としては少し怖い道路になってしまっているということです
私自身は自転車乗りです、我々自転車乗りは10年ほど前から一生懸命に道路は一体だれのものなのかという議論をしてまいりました、そして子供が生まれ、親が年老いていくに連れてさらに道路は一体だれのものなのかという意識が日々高まって行くのです
道路にもいろいろな役割があると思うのですが、車の交通量が多い道路にはやはりしっかりと歩道を整備していただき、交差点などにも信号や横断歩道などを整備していただかないといけません、実際にそういう想定の道路にはしっかりと対策をしていただいていると思うのです
しかしそういった道路が混みあった時、裏道として使われる生活道路にはそういった想定が当然のことながらされていないのです
通勤時間帯に車がすれ違いながらその脇を子供達が通学している姿をみていると、とても子供を安心して学校に通わせられる状態ではないのではないかと思えてしまうのです

小牧市が豊かに発展し、人が増えている証拠でもあるわけですが、一方でこれらの問題を放置したままではせっかく小牧市に移り住んできてくださった方々の子育て不満足度が上がってしまい、子供を安全に育てられる街に引っ越してしまわれるのではないでしょうか?
我々子育て世代がしっかりと声を上げていかないと、いつまでも今の子育て環境はいいんだと理解され、同じような都市整備が進められてしまうことになります
私は子育て世代として、これらの声をしっかりと市政に届けたいと思っております