機動戦士ガンダム THE ORIGIN 1話、2話を見て

すっかり選挙に夢中になっておりまして忘れておりましたが、ガンダム世代としては見逃してはいけないこの作品
そういえば1話のPVみてワクワクしていたのでした

さて、1話
キャスバル少年がガンタンクにのって縦横無尽に。。。という話ではありませんでした(涙
ジオンがジオンであるための説明の会といいますか
ザビとラルの間で翻弄されるダイクン遺児という扱いですが、やっぱりイマイチダイクンの影響力が見えてこないんですね
まあ知っている人相手の作品ですからそれでもいいんでしょうけれど、この辺りはユニコーンの方がうまく描いているような気がします
見せ場は冒頭のルウム戦役の映像と、ランバ・ラルでもキャスバル坊やでもなくハモンさんの連邦服姿でしょうか
ガンタンクに乗ってるキャスバル坊やの非凡なところが若干は描かれますがとくにそれだけ、きっと坊やだからなんでしょうね

で、2話
アルテイシアお嬢ちゃんのお話になりますが、なんともまあやっぱり運命に振り回される少年少女という位置付けのまま、たまに出てくるミライやアムロの子供時代などでお茶を濁された感もありまして
アルテイシアの目線から描かれますがなんといいますか描き込み具合が微妙でして、優しい兄であったキャスバルがいつの間にかグレているのに気が付いていなかったり母親の優しい嘘を信じ続けていたり、かといって難民キャンプでボランティアしたりプールに飛び込んで遊んでいたり、キャラが安定してません
天真爛漫といえばそうなんでしょうがアルテイシア目線で多少なりとも幸せな地球生活が壊されてまた宇宙に連れ出されて、畳み掛けるように不幸が。。。と描きたかったのかもしれませんがなんともかんとも
結局アルテイシアが笑って病気になって連れ出されて不幸になるだけの物語であります
あのクールで気丈なセイラさんのイメージがまったくない翻弄される少女の物語なんでしょうが、見せ場は特にございません

さて、4話までで売れなかったら1年戦争は描けないと言われているオリジンですが
このままじゃあぶないんじゃ(おい
やっぱりダイクン遺児で宇宙の悲惨さを描こうとすると無理がありますよね、支配者層からみた不幸ですから
その点ユニコーンみたいに宇宙移民の中に入って生活させて悲惨さを語らせる方が真実味が出て面白いってもんです
残り2話の中でなぜジオンが戦争を仕掛けなければならなかったのか、権力闘争の部分とそれを支持する宇宙移民の目線からうまく描いてくれればいいなと思いつつ、なんだかんだと3話も4話も見ちゃいます