iMac 2010mid 27inch i5-760 を分解してオーバーホールとCPU交換をしてみました

2013年11月19日

おれがMac使いになったのはちょうど2年前、まだ生きていたスティーブ・ジョブズが軽快に新しいiLifeのプレゼンをしていて、技術担当?の人がiMovieって簡単だよっていうデモをやっているのを見てピコーンと来てしまったからだ
当時動画編集ソフトに悩み、Adobe様に大金払うかどうかを検討していた頃だったのでiMac買えばこれができるならこっちの方が安いじゃん!っていうことで購入に至った次第です
時代は流れ、おれにMacを買わせたスティーブ・ジョブズはこの世から去り、ただの変人という評判もいつの間にやら偉人と言われるようになって1年、iMacに異変が起こったのです

温度が高い

体感ではなく温度センサーで見てです、特に何かしているわけでもないのに温度が高いんです
こういう減少ってパソコンでは珍しくなくて、ほとんどが冷却するための空気の流れが悪くなったせいです、原因はほとんどが埃です
スタイリッシュな一体型ではあるけれどモノはパソコンなんだから起こりうる減少です
これからまだ数年コイツと付き合っていくのなら越えねばならぬことでもあるのです

ということでオーバーホールを決意しました
Appleに持ってってやってもらえばいいんだけど、いちいちその度に27インチのiMac担いでいくのも面倒ですからね
どうせ中身開けるならCPUも変えてしまおう!
今のマシンパワーに文句がないわけではない、Final Cut Proで動画を編集する場合にどうしてもCPUの稼働率がパツパツになってしまう、これはしょうがないんだけどi5の4コアよりは仮想だろうが8コア動く方が有利に決っている
iMacのCPU交換はやってる人がいないわけでもなく、実例があるならばやってみるかと思いたちヤフオク
などを探すが意外にも楽天の中古の方が安かったのでそっちで買いました、ついでにポイントも溜まってましたしね
ということでオーバーホールの開始です

用意するものとして、他サイトを参考に致しましたので特殊な物を用意したわけではありません
前面パネルを外すための吸盤、トルクスドライバーのT10とT8、一応MacBook Proを分解した時に買ったT6も用意してみましたがこっちは必要ありませんでした、あとは交換用のCPUとその時塗るグリスです
総額で14000円くらいとお得な感じでしょ?
吸盤でパネルを外すのはあっけなく外れまして、液晶パネルを外すためのネジはパネルを固定するためにある磁石に猛烈に吸い込まれるため作業がしにくいものの問題ない
液晶パネルの裏側に4本線が繋がっているためそっと起こしてその線を外しながら液晶パネルを外します

と、ここまではよくある分解サイトにも出てますのでその流れです
CPU交換をするためにはほぼ全部のパーツを外さないといけませんが、このスタイリッシュな一体型を維持するためには相当にムリな構成をされていて、ちょっとやそっと自作パソコンをいじった経験がある程度では苦労しまっせ
ってことで動画も静止画も解説する気満々でしたが、真似して大変なことになられても困るのでアップするのやめときます、動画も苦労しました程度で編集しましたので一番下に貼っときますね

マザーボードを取り出します

結構解説サイトさんには詳細には書かれていなくて四苦八苦する場合もあるかと思いますが、HDD、DVD、ファン、電源ユニット、などを順に外していってグラボもできれば外してって感じですね、マザーボードを固定しているネジを全部外したつもりなのに外れてくれなくて困りましたが、CPUヒートシンクを固定している金具のネジ群の中に矢印のついているネジを発見しまして、これがマザーボードを固定しているネジでした、見落としがちなのでもしチャレンジする方がいた時のために記述を残しておきます

CPUの交換はIntelのCPUなので自作パソコンの経験があれば問題無い程度です
ヒートシンクを取り外して古いCPUを摘出、新しいCPUを入れてグリス塗ってヒートシンクを固定して完了、これはそんなに難しくないね

この際にエアフローの要ともなるべき構造になっているCPUヒートシンクがかなり埃で詰まっておりました、なるほどこれが原因ですね!
iMacのエアフローは吸気した空気をまずCPUヒートシンクに当てるわけですが、ここが詰まっていたら他に空気が回らないってもんですわな
せっせこ掃除して埃問題も解決です

さあ、あとは組み立てるだけ!

って、なかなかマザーボードがハマりません
普通のマザーボードなら四角くてケースにぶっさすだけでいいんですが、コイツはどうも形も変だし困り者です
あーでもないこーでもないと四苦八苦すること小一時間、マジで心折れるかと思いましたがメモリ部分を基準にしてウニャウニャやってたらハマったのでラッキーみたいな
しかしケーブルを繋いでいくとどうもカメラの線がマザーボードの下敷きになったっぽいんだよね
もう一回外して付けるの面倒だから諦めよう、どうせFaceTimeやるわけでもないし、たかがメインカメラがやられただけだ!
外した線の意味がわかっていれば組立はそんなに面倒なことはなく、各センサーやらファンのケーブルがほとんどですから、マザーボードさえついちゃえば組立はラクチンです

で、肝心の起動

ケーブルやコネクタの刺さりが甘かったりすると起動しません、なんて脅しはいらん?
一応CPUという根幹の部品を交換しているのでちょっとだけ緊張しましたが普通に起動してくれました

はい、ちゃんとi7で認識してくれております
コア数を確認しようとアクティビティモニターを起動しCPUのところを見ると1コアしか認識されてないじゃん!ってなるんですが、これも先人たちが経験しておりまして、CPUの履歴を見ると仮想含めて8コアちゃんと表示されます

温度表示も以前と比べて若干ですが低くなっております、何より上から吐き出される空気量が増えております

これでうちのiMacは10年は戦える!(10年はムリだろ。。。)

ということで、本来ならもっと詳細にと思っておりましたが、素人にはオススメできないのでこの程度くらいのレポートで終わっておきます
次回は「iMac 2010mid はメモリ32GB認識するのか?!」をお届けする予定です、いつになるかはわかりません