金魚飼育を初めるメリットとデメリット

気が付けば金魚歴半年となりまして
ぼちぼち金魚の人というイメージも定着してきたのか金魚の話題をされることも多くなってまいりましたので少しばかしまとめてみたいと思います

金魚飼育はめんどくさいと思われがちです、実際におれも初めるまでは水換えとか毎週やるの?めんどくさいなと思っておりました
多分これから金魚を飼おうと思っている人のほとんどがそう思っていることでしょう
しかし実際にやってみると金魚は意外と手間がかからないので唯一金魚にかけてあげられる手間が水換えだということに気付くはずなのです

おかしいですか?

ペットを飼うにあたっていろいろな理由があると思うのですが、結局のところ動物と触れ合いたかったり何か手間をかけてあげたかったりするから飼うわけですよね
どんなペットでも最低限「餌をあげる」という行為と「排泄物を処理する」という手間はかかるはずです
これらが毎日行われさらには散歩や運動を必要とするペットもおりますので手間をかければかけるほど愛着が湧いてくるわけですが
金魚はどこの飼育本やブログを読んでも同じことが書いてあります「餌は少なめにあげてください」
そうなんです、一番毎日行われるはずの給餌が少ししかあげられないのです、金魚も理解してくれば時間帯と人の顔を覚えて餌くれるとわかりますので餌くれダンスを踊ってくれるのですが、あげられる餌が少ないのでなんだか申し訳ない気持ちになってしまうんです

金魚を飼育している人は必ずといっていいほど金魚に罪悪感を感じます

ちなみに金魚に胃袋はないので満腹感はありませんし、元々フナですから結構雑食です
人間の思い込みから勝手に罪悪感を感じるのですがその罪悪感の裏返しとしてせめてもう一つの「排泄物の処理」はしっかりとしてあげようという方向に転嫁されていくのです
ですから水換えが苦どころか喜びになるわけです
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元々我が家が金魚を飼いはじめたのは子供が3歳になって生き物と生活するのがいいだろうという理由からです
当然金魚ではふれあいが少ないのでウサギもおりましてふれあっております
当初は狭い我が家になぜ水槽を置くのかと家族は懐疑的でしたが、我が家に水槽が来て金魚が入り泳ぎ始めると視線は釘付け
愛嬌のある出目金達でしたので娘はもちろんのこと、反対していた母親さえもとりこにしてしまいました
金魚は頭がいい魚なので人の顔や餌の袋を覚えます、顔を近付けただけで餌くれダンスを踊られたりすると反応があったとばかりに愛着が沸いてくるものなのです
これはただのインテリアではなく金魚がペットであるという証拠ですよね
そこに水槽があって魚が泳いでいるだけでも気になるのに、さらにそこの中に泳いでいる魚がなついてくれていると錯覚をすることで人は金魚にメロメロになるのです
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余談ですが、諸事情ございましてメダカを購入したのですが、メダカは一生懸命に餌をあげても金魚のような歓迎ぶりを示してくれないんです
「ちっ、小魚め!」
って思っちゃいますよ、マジで

魚は成長が早いので変化が楽しめます、特に金魚は形や色が変わっていきます
最初は黒かった金魚が気が付けば赤くなっていたとか、三色出目金だったのに黒が抜けて更紗になっていたとかは我が家でもこの半年で経験いたしました
また体型も大きく変わります、体高が出てくるのもいればお腹がぷっくりするのもおりますし、尾が伸びて優雅になるのもおります、そもそも体自体がすぐに大きくなっていきますから変化は一目瞭然ですよね
この「育てている感」が短期間に実感できるので楽しいんですよね

この春からは稚魚飼育に目覚めました
稚魚は成魚に比べてこの変化がとても激しく、気が付けば魚の形をしていたり、気が付けば色が出ていたり、なんとも言えない楽しさがあります
おれはまだ経験しておりませんが、この金魚とこの金魚の子供ならこう産まれてくるんじゃないかというブリーダーとしての楽しみもありますよね
これも産まれてから形が見えるまでに長時間かかるようでしたら敷居が高いのですが、金魚であれば産卵から2ヶ月くらいで一定の形がでてきますし1年もすれば確定になります、もしダメでも来年はこうしようという楽しさがあるわけです
「金魚を作る」たのしさですよね

今年はたまたまですが産まれたての針仔から飼育する機会が数度ありましたのでそれなりにいろいろと経験させていただきました
こうなると自分のところの金魚に卵産ませて育ててみたいなと思うのです
現在稚魚を育てておりますが、買ってきた金魚よりも確実に愛着が沸きます、これはもう針仔からずっと見てきた金魚です、自分で選別して下手して多くを死なせてしまったりもして、それでも生きて残ってくれた金魚にはとても愛着が沸くんです
さらにこの金魚の子となればもっと愛着が沸くのは容易に想像できますよね
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金魚飼育を初めて半年の現在、1日のうちに金魚にかけている時間は15分から30分程度です、きっとブログ書いている時間の方が長いと思うくらいです
60cm水槽と120リットルプラ舟が1つ、80リットルプラ舟が3つ、40リットルプラ舟が1つ、80リットル睡蓮鉢が1つという飼育環境ですので一気に水換えをすれば1時間あっても足りないかも知れませんが、何かのついでに水抜きながら水入れてをやってると意外と時間かからないもんですよ
病気になったりすると全換水したり大掃除したりするので手間はかかりますし、塩浴や薬浴用に隔離水槽に移動させたりしますし、結構な確率で死なせてしまったりもしますけれどそれ含めても1日平均で金魚にかけてる時間ってやっぱり30分くらいです
朝起きて餌あげながら状態みて、昼間に時間ある時にまた餌あげたり少しずつ水換えたりしながら生活のリズムを作っております
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今後ですが
「金魚を商売にする」ということは考えておりません はい
池作ったり、池と言わず小屋作ったりでもいいんですが、お庭いじりの方が楽しそうなのでそっちに集中すると思います
実は亀が好きなんです、それもベタですがニホンイシガメが大好きなんです
なので金魚のためとかではなくニホンイシガメが放し飼いできるようなお庭を作りたいなと13年前からいろいろ企画しているのですが、そのうちきっと実現させたいと思っております