涼宮ハルヒの憂鬱 涼宮ハルヒの消失

涼宮ハルヒの憂鬱っていう作品の名前は知ってましたが今まで見ることなく ってか興味もなく生きてきました
でも思ったわけです、食わず嫌いはよくないと
話題のけいおんってのは3分で無理でした、だから友人たちにも京アニ系(っていうらしいね)はお前にはムリムリと言われてまして、納得もしていたのですがツイキャスにておすすめのアニメありますか?って聞いたらやはり出てきた涼宮ハルヒの名前に敬意を表してみてみることに

なんだ、現代版高橋留美子か、なんて一言でいうのはかわいそうか?
元来子供の頃からうる星やつらはあまり好きじゃないんだ、そもそも日常劇みたいなのをアニメやドラマ化する意味がわからない
渡る世間は鬼ばかりだとか北の国からとかも含めてあまりこれらの存在意義がわからんわけだ
3話くらいからじわじわとこの世界観が広がってきてちょっとだけ好奇心を煽られたが6話でいきなりお話は急展開を迎える、ミクルちゃんにヤキモチを焼いたハルヒがいきなりその夜寝てから閉鎖空間を広げてキョンと二人でひきこもるわけだ
巨神兵みたいなのが学校を壊しているわけだが、本来こいつらを狩るための存在としているはずのヤツラも侵入できないほど強力な閉鎖空間であるらしい、ってかこの世界観で言えばハルヒがすべてなので、自分が嫌だと思えばそうなるっぽいのでなんでもアリだわな
セリフもろくに覚えてないがおれは元の世界に帰りたいとか言いながら逃げまわって、でも当然ヤキモチから発生した閉鎖空間だからハルヒは戻りたくないし、キョンと二人きりでいたいので他のだれからのアクセスも一切拒否してヒキコモリたいわけだ
結局キョン君がハルヒにキスして元に戻るわけだが、その時にポニーテールが似合っていたぜって言ったのを真に受けてかどうか、翌朝キョンが学校へ行くとポニーテール姿のハルヒが待ってましたとさ

っていうところで終わってくれればああ、かわいらしい作品だったなってことですっきりしたんだけどそうもいかないみたい
結局ドタバタ劇は続く、それもこれも絶対的な存在であるハルヒを飽きさせないために周囲が気を使ってやっているわけだ、だからこそ裸の王様的な主人公が見ていられないわけだ
時をかける少女を直近で見ているのでバカ少女に少々の耐性はあったが夏休みを15000回くらい過ごしていたりするのに8話も使う必要があったのか?とか映画を撮るというところにあんなに話数割く必要があったのか?とイライラしながら最終回まで我慢してみたが、このクソわがまま娘のわがままを世界が滅ぶかもしれないからと耐える周囲の図のどこが面白いのか?
途中でキョン君が調子に乗りまくるハルヒをぶん殴ろうとするが古泉に止められるわけだ、作者よ、ここで殴らせるべきではなかったのか?そしてその後のハルヒの行動ももう少し分かりやすく自重してますみたいに描いてくれてもよかったのではないのか?と
結局殴られることはなかったが落ち込んだらしいことは理解できるのだが、ハチャメチャは変わらず、結果としては元通りになって周囲が生暖かく見守るってのは結果本人にとっていじめより辛いことだと思うんだがどうだろうか?
まあだがしかし、ここでキョンに殴らせようと思った作者の良心は評価したい

ひと通り見終わったところで今度は劇場版涼宮ハルヒの消失なる作品
そもそもアニメシリーズをぶつぶつ言いながら見たのはこの劇場版の評価が異様に高かったからなわけだ
しかし長い、なんだこの3時間弱の作品は
それにしてもこのシリーズは設定自体が便利なので自己作品自体を同人誌的に使うことができるのは便利なんだろうな、同じキャラ、同じ風景をなんの断りもなく元来の世界観と違うように自由に動かしても成り立つんだから不思議だ
一応アニメシリーズを見なくても楽しめそうな作りになっているがそれでは楽しくなかろうと無理してアニメシリーズを見ていてよかった
アニメシリーズでは最も常識人で普通の人間であるキョンが映画版では周囲が一気に変わってしまったので逆に変人として存在することになるという表現が面白いし、筋も面白いしなにより劇場版ということで間延びせず物語が進んでいくので思ったより長くは感じない
アニメシリーズを見ていて思ったのだが、このシリーズの制作陣は間延びも含めて表現としているわけだが、これまだDVD借りて一気に観ている見ならいいんだが、毎週楽しみに待っていたファンにとっては苦痛なんじゃないか?と思える表現がいくつも散見していたわけだ、そういう回りくどい表現は冒頭30分くらいあるであろう初めてこのシリーズを見る人向けの通常版ハルヒ的な展開部分にしか存在しないのできっと面白いと思えるわけだな
ただでさえタイムトラベルなどあって多少複雑な物語にもう一度タイムトラベルを仕込んで物語が構成されるわけで、なるほどその点でも最初にアニメシリーズを見ていてよかった
まあでもアレだね、結局アニメシリーズとは異世界になったという設定の割に、でもやっぱりこのキャラはこういう動きをするんだっていう役割は同じなので意外性という意味ではあまりないかもな

一気に28話+劇場版を見たので文章が長くなってしまったが、文中にも書いたがアニメ作品としては6話で終わっててもよかったんじゃね?という程度の感想です
入学して一応ハルヒに下心を持って近付いたキョンが、いろいろあって仲良くなって、キョン視点だからあまり描かれなかったがハルヒもキョンが好きでというのが一番表に出て盛り上がったのは6話だもんな
その後はひたすら最強兵器ハルヒに気を使う周囲と、それに気がつかない裸の女王ハルヒという構図がイヤというほど描かれているだけの作品なんだよね
もうちょっと暗部もあるみたいで、それぞれの勢力がそれぞれに闘争をしているらしいとか言って置きながら、それらの代表(下っ端か?)が集ってハルヒのわがままを我慢するだけの展開ってのが面白いと感じられるのかどうか
永遠と夏休みさせられたり、面白くもない映画の話をうだうだやられるくらいなら、そこら辺をさっさと終わらせて劇場版に使ったネタをアニメシリーズでやって欲しかったと思わなくもないんだが、どうなんだろうね?

それにしてもこれのどこにあそこまでブームを巻き起こす要素があるんだ?
作者や制作陣の皆様には失礼かもしれないが、対して引き込まれるような世界観でもなし、キャラもこれがかわいい?って思えるのかどうかさっぱりわからん、デキの悪いミッフィーちゃん、いやミッフィーちゃん自体がデキが悪いと思うんだけどまあいいや、そういう感じのキャラばっかりで正直個体識別には眼の色と髪型でするしかないくらいにシンプルだし、この絵に萌えられるのか?と
ミクルちゃんなんて泣いて喚いてると何いってるかさっぱりわからん、現実にこういう女が隣にいたらぶん殴ってるくらいうざいとしか思えないし、他の女性キャラも多分説教部屋行きにしてしまうだろう
こういう流れに乗れない時点でおっさんだと言われるのは全然構わないんだが、そこまで日本中のオタクが盛り上がる要素はなんなんだろうかということはおれの好奇心の中心だったのだが、さっぱりわからなかった
エヴァンゲリオンは多少なるほどと思わされたんだけどなあ

とりあえず涼宮ハルヒシリーズで理解ができなかったので、こんどはけいおんでも見て分析継続してみよう
だがその前に、ちょっとだけ休息をくれw