サマーウォーズに感動した

2010年6月2日2019年6月15日

サマーウォーズを見た

元々友人とかの評価がものすごく高く、いつか見てやろうとばかりに虎視眈々と狙っていた作品ではあったのだが、これはびっくらこいた
完全主人公目線で進む一人称物語、なので最初に陣内家にお邪魔したときはだれがだれだかわからない状態なのは主人公も見ている人たちも一緒、ただ婆ちゃんだけが際立っていたのだ
しかし物語が進むにつれてどんどん個性を発揮していく陣内家の皆様方

ものすごい構成力だな

さらには盛り上がりをいくつも作り、最後の花札勝負などは本当に手に力が入るくらいに熱中し、もう終わるのか？と思ったときに。。。おっとこれ以上語るとネタバレかｗ
それにしても本当に一人称作品を見事に書き上げた作品だ
主人公の数学が得意という才能も目立たないのだが途中に忘れない程度にアピールされ、そして最後に一気に盛り上がる
なんという見事な伏線の貼り方だよと

最近はロボットアニメ中心だったので、どうしても少年が大人に変わる瞬間ばかりを見てきた
マクロスFがちょっと違うけど、まあ基本的には少年の物語だったのだが、この物語の主人公は一切成長しないｗ
成長するのは陣内家の皆様である、ってかたぶん主人公と呼べるのはこの陣内家の皆さんなんだな

先祖から祖父母、そして両親から自分
当たり前のつながりなのだけれど、ついつい忘れがちで自分を見失うことも多い現代だが、これだけは普遍のつながりである
ご先祖様、祖父母を大切に思いながら自分たちが今なにをしなければならないのか
当たり前の視点を当たり前に描いているだけなのに不思議なもんだ
現実社会でもバーチャルと呼ばれているネット世界でも実は同じことなんだよというメッセージも感じる
ネット内での描写はまあいろいろとツッコミたいことは多々あるが、それが話の本筋ではないのでよしとしよう
だがこれは是非見ていただきたい作品の一つである
老若男女全員が楽しめる作品なのではないかと思っております