ロードレーサーという乗り物

2014年4月10日

ロードレーサーとは、人力を速度に変えるために用いられるもっとも美しい乗り物である byおれ

 

ロードレーサーは美しい、その美しさはレギュレーションで決められているフレーム形状は元より、そのシンプルさにあるのだと思うのです

ガンダムの話になって申し訳ないが、いろいろな羽だの武器だのがついたガンダムSEEDのなんとかストライクよりもターンエーガンダムの方がかっこいいと思える、そんな感じです

なんのためにそういう形状をしていて、なんのためにその機材がついているのか、そういう一つ一つに理由があり、そしてそれを生かして乗ることが要求される機械なのです

重量はそのまま人力に負担を掛けます、だから少しでも軽くするわけです

しかしその人力をスムーズにペダルを介して推進力にするためには剛性も必要になります

軽くて強い素材というものが必要になるわけですね

さらにその推進力をさらに生かすためには転がるということが必要です

推進力を転がっていることにより貯め込み、新たなる人力を加速に使ってもらうために必要なことです

だから回転軸部分も重要なんですね

 

ロードレーサーの歴史を紐解けば素材とコンポーネントの発展の歴史でもあります

同時にシマノが世界を圧倒していく歴史でもありまして、日本人がツールを走るのもやはりこういう自転車文化と言う物に参入する上では必要なことなんですよね

これは同時にF1で日本人ドライバーが、オールジャパンチームが参入できることとも同じことです

自転車も自動車も近代文明の産物、つまり欧州が作り出したモノであり、それが誇りでもあるわけです

いくら低価格で品質の良いモノを作っても最後はどこで作ったかで決められる、ちょっと前まで日本製品なんて今の中国製品と変わらない扱いでした

それでもホンダが、シマノが、こういう文化に関わることをして始めて日本人にも自動車や自転車の文化がわかるんだということになって認められるわけです

日本ではまだまだ自転車文化と呼ばれるものが脆弱です、多分世界でも有数の自転車保有国なのに、です

日本国政府や地方自治体の自転車行政というのは駅前でいかに自転車を置かせるかばかりを考えて物事の本質を見ない

交通の軸を公共交通機関に置く為、どうしてもその起点に自転車が集中してしまうわけですね

しかし最近のスポーツバイクブームを見ろと、20km程度なら十分乗って帰れるご時世にまだそんなことをやっているのかと

 

発送の転換が必要です

自転車は自宅から目的地まで直接乗っていってもらうものという考え方

自宅から会社まで乗っていってもらって、今度はオフィス街で自転車をどう置くのかを考える方がまだいいのではないか?と思うんです

それこそオフィスの中に持ち込めとか人雇うときはデスク、パソコン、ロッカーと共に自転車保管用スペースを用意しろくらいの考え方でいいと思うんです

そのために自転車専用道路なり、自転車走行帯なりの整備とさらには法律の整備もまだまだですね

 

話がとりとめもなく広がってしまったのでこの辺りにしようw

 

とりあえず行政側はいいかげん自転車=ママチャリの発想を捨てなければならないということ

それと都市デザインをエコエコと叫ぶならば脱自動車、そして公共交通機関低依存を考えなければならないってことですよね

そのためにはもっとも少ない人力でもっとも効率的に進むロードレーサーって本当に大切な道具になると思わないかね?